便秘が原因で引き起こされる病気

便秘や下痢といった症状を繰り返す場合には、大きな病気が隠れている可能性があります。
若いころの便秘はそれほど心配ありませんが、40代、50代になって便通の異常が見られた時は、大腸がんという深刻な病気も疑われます。

便通がこれまでと同じ頻度、量など安定的であれば定期健診で様子を見ても十分ですが、排便の際に痛みを伴ったり血が混じるなどの症状がある場合にはただちに専門医の受診が必要になります。

便秘には大きく分けて、食べ物の変化やストレスなどの精神的要因で起きる機能性のものと、何らかの疾患によって引き起こされる便の通過障害が原因となる器質性のものの2種類に分かれます。大腸がんを原因とする便秘は、器質性の方にあたります。

がんの腫瘍が大きくなって便が通過するのを妨げるために起きるもので、とぎれとぎれの排便になることで下痢の症状と間違われる事もあります。
かつて、便秘になると、腸内に有害物質や発がん物質が長く滞留することになり、腸の粘膜を傷つけることで大腸がんを引き起こしやすいということが言われました。

現在では国の調査により、がんのリスクを高めるという説は否定的な見方がされ、便秘はがんの原因ではなく症状のひとつと考えられています。